知っている
なんとなく
あなたに言われると
見透かされているようで
怖くて不安な気持ちになる
知っている
なんとなく
あなたに言われると
見透かされているようで
怖くて不安な気持ちになる
どうして
花なんて
くれんだろう
あの人は
私の気持ち
知らないはずなのに
お祝いって
いただく花々は
とっても
あたたかい
あたたかくて
気持ち良くて
それだけで
ただ
愛を感じてしまう
あの頃の
純粋な私たちには
もう戻れない
そうだとしても
何が問題だろうか?
あの頃には
戻れなくても
純粋でなくとも
私たちの気持ちは
変わらない
あの頃と
同じ
純粋な気持ちは
変わらない
同じでいたい
という思いとは
裏腹に
変わってしまう
二人の
気持ちも
関係も
好きも
気がつけば
どれも
同じものでは
なくなってしまった
本当はずっと
同じでいたい
と思っている
同じ気持ちで
同じ関係で
同じ好きで
ずっと同じが
いいと思っている
神聖な
気持ちなど
抜きにして
拝みたくなる
三百年も
ここにいる
松に
拝みたくなる