愛惜離別 まほらのまぼろし

愛惜離別

出会うことも

別れることも

 

同質の分量で

適切かつ的確に

配分されていく

 

善悪ではない

通過儀礼としての

出会いがある

 

絶対不可避としての

別離も存在する

 

人生というのは

単純なようでいて

複雑でもどかしい

 

会いたいと思っても

会えないことがある

 

離れたいと思っても

離れられないことがある

 

意思や感情だけでは

動かせないものがある

 

繋がる人と人との絆

放れる人と人との心

 

春夏秋冬と同じように

喜怒哀楽の感情たちは

 

揺らめいて煌めいて

止まらず変容していく

 

まばゆい奇跡が起きて

絶望は溶けて花開いて

時とともに過ぎていく

 

大切なものは常ではない

孤独でいることは悪でもない

 

さよならがあるからこそ

次に目指すものがわかる

希望の光が見えてくる

 

こんにちはとさようなら

太陽と月のように

 

いつもいつまでも

どこへもどこまでも

隣り合わせであるもの

 

出会ったことも

別れたことも

確実に刻まれている

 

忘却の果てにある

絶対的な命のしるし

 

不可避の兆候をもって

永遠に閉じ込めてしまう


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カテゴリー: Love