視線を
下に落とし
平静さを
取り戻す
ふっと
我に変えると
怖くなる
そんなこと
できる訳がないと
思ってしまう
視線を
下に落とし
平静さを
取り戻す
ふっと
我に変えると
怖くなる
そんなこと
できる訳がないと
思ってしまう
届くものなら
手に入れたい
ずっと
そのことを
考え続けていた
たとえ
時間が
経ったとしても
たとえ
景観が
変わったとしても
僕の中の
景色は
変わらない
昔のままの
景色は
変わらない
思わず
声を出してしまう
この空を見て
この風を感じて
この匂いを嗅いで
五感が
あの頃の記憶に
触れるんだ
だから
思わず
声が出てしまった
重なり合うことも
遠慮がないことも
許し合うから
できることなんだ
どこまでも
許し合い
愛し合い
重なり合う
ふたり
重なり合うのが
本望と
云わんばかりに
遠慮なく
重なり合う
ふたり
永遠と美が
混じり合う
そのときが
破綻のとき
別れのとき
混じり合う
ことなんて
あり得ない