明けないで欲しい
たしか
そう言ったはずだ
明けてしまえば
すべて
終わってしまう
だから
明けないで欲しい
夢でもいいから
まだここにいたい
このぬくもりを
感じていたいんだ
明けないで欲しい
たしか
そう言ったはずだ
明けてしまえば
すべて
終わってしまう
だから
明けないで欲しい
夢でもいいから
まだここにいたい
このぬくもりを
感じていたいんだ
もうすぐ
夜が明ける
夜が明けると
僕らは
サヨナラを
しなくてはいけない
サヨナラなんて
ずっと
来なければいいのに
そんなことを
話していたら
いつのまにか
夜が明けていたね
雪の夜に
バイオリンの音色
繊細に響く
バイオリンと
音も立てずに
降る雪たち
僕らは
僕らの世界に
ただ浸りきる
僕らは
僕らの愛に
ただ浸りきる
今宵の満月は
誰と過ごしますか
美しい満月に
照らされて
大好きな人と
素敵な夜を過ごす
そんな今宵の満月
昼と夜が
つながる
瞬間が
なぜか好き
ただ泣きたい
訳もなく
涙がこぼれる
ただ会いたい
訳もなく
君を
抱きしめたい
真夏の夜に
巡らすのは
春の日の
桜が咲く
あの季節のこと