止まること
そこに止まること
選べないからではない
止まることを
選んでしまったのだ
君はここにはいない
君はここにいないのだ
美しいときは
ここではないところ
心の中にだけ
悲しくも存在するのだ
止まること
そこに止まること
選べないからではない
止まることを
選んでしまったのだ
君はここにはいない
君はここにいないのだ
美しいときは
ここではないところ
心の中にだけ
悲しくも存在するのだ
見上げれば
そこに
光がある
それと
同じように
見上げれば
君がいる
だから
どんなに
つらくても
苦しくても
頑張れてしまう
恥ずかしくて
面と向かって
言えないけれど
君は僕にとって
光のような
存在なんだ
夏の扉を
開けると
そこには
夏の空気だけが
存在していた
濃密で
かすかに
甘い匂いのする
夏の空間
夏の色恋
存在だけが
主張する
僕が
私がって
主張する
だから
恋って厄介だ
気づいてくれて
うれしかった
あなたが
私という
存在に
気づいてくれて
うれしかったです
少し
離れていても
すぐわかる
あなたの
存在は
すぐに
わかってしまう