うっすらと
気づいていたこと
こんなにも
苦しくさせるとは
思っていなかった
何もないこと
何もできないこと
だから
僕たちの関係は
始まることはない
けれど
終わることもない
それは
微かではあるけど
幸福な瞬間であった
うっすらと
気づいていたこと
こんなにも
苦しくさせるとは
思っていなかった
何もないこと
何もできないこと
だから
僕たちの関係は
始まることはない
けれど
終わることもない
それは
微かではあるけど
幸福な瞬間であった
視線をはずすと
一瞬だけど
恋という
魔法が解ける
解けてしまう
いや
溶けてしまいたい
そんな瞬間なんて
邪魔なんだから
いつでも
どこでも
醒めないくらいの
恋に溺れて
その恋の中に
溶けてしまいたい
あなたの声を
聞いた瞬間
予感は
確信に変わった
そう
それは確信だった
気づいたら
涙がこぼれていた
君が
ぷいっと
横を向いた
その瞬間から
僕の世界は
傾き始める
辺り一面の
桜の絨毯を
見た瞬間
思ったんだ
もう
引き返せない
もう
戻れない
ということを
守ると
決めた
その瞬間から
覚悟は
決まっていた
昼と夜が
つながる
瞬間が
なぜか好き