孤独であることを
知ってしまったら
もう
後戻りはできない
もう
後戻りはできないんだ
あの頃には戻れない
あの人にも会えない
望んだ未来は
ここには
ないのかもしれない
いや
どこにも
ないのかもしれない
孤独であることを
知ってしまったら
もう
後戻りはできない
もう
後戻りはできないんだ
あの頃には戻れない
あの人にも会えない
望んだ未来は
ここには
ないのかもしれない
いや
どこにも
ないのかもしれない
青い吐息
空の青に
紛れてしまう
雑踏に
溶けてしまう
吐息も
悲鳴も
渇望も
この都会では
すべて同じなんだ
誰も
見分けてくれない
誰も
気づいてくれない
青い吐息は
孤独なんだ
雑踏に
紛れることなく
孤独なんだ
一人
二人
孤独感
喪失感
道は
道でなくなる
先は
先ではなくなる
失ったと
同時に
閉ざされた道
どんなに
たくさんの
人がいても
どんなに
たくさんの
物があっても
いるだけでは
孤独
あるだけでも
孤独
その孤独は
あなたには
わからない
やさしさは
孤独をも
支配する
僕の心は
あのときの
やさしさに
浸かったまま
抜け出られない