迷わず
僕は
この扉を
開けた
迷わず
僕は
この扉を
開けた
嘘でも
いいんだと思う
ただ
イエスと
言うことだけが
僕に
課せられた
使命なのだから
冷静で
あることと
情熱を
もつことは
必ずしも
対極ではない
鮮やかすぎるから
記憶というものは
怖いのだ
鮮やかで
美しいものが
忘れられないことへ
直結するからだ
せつなさも
苦しさも
愛しさも
すべて
頭の片隅に
記憶として
残っている
どうしようも
ないくらい
君のことが
好きなんだ
もう
どうしようも
ないくらい
どこか
遠くを
彷徨うような
僕の視線
定まらぬ
君の着地点