次から次へ
注文しては
空になる皿
見てるだけで
気持ちよく
ハイになる
次から次へ
注文しては
空になる皿
見てるだけで
気持ちよく
ハイになる
酒飲みだなと
思うけど
そんな君の
渋いセレクトが
好きだったりする
まずは生
君の注文は
いつも
決まっている
切り取ったことは
ひとつの決断
でも
すべての
決断ではない
選択は
いつだって
迫られている
いつだって
選択して
次に
行くことができる
切り取って
手放したもの
私の手から
たしかに
なくなったもの
それは
私が
選んで
切り取ったもの
切り取った
そのことが
起こす
危険性というか
内包する
翳りのようなものが
あるということに
まだ
気づいていなかった
切り取って
しまえば
終わる
あのとき
私は
たしかに
そう思った