格好つけて
ブラックを
頼んだことがあった
苦くてまずいのに
頑張って
飲んでいた
そんなことを
ふと思い出す
格好つけて
ブラックを
頼んだことがあった
苦くてまずいのに
頑張って
飲んでいた
そんなことを
ふと思い出す
じーっと
見ていたら
笑われた
笑いながら
僕に
ケーキを
ひとくちくれた
なしにすることは
できない
そんなことは
わかってる
でも
苦しいから
言ってみた
私は
知らない
この枠を
超えた世界を
あなた以外の
世界を知らない
だから
この枠から
出てみたかったんだ
なしにして
耐えられないから
窮屈だから
意に反しているから
お願いだから
なしにして
早く
この枠から
逃げ出させて欲しい
だから
こうやって
泡に
ならないように
思い出を
ひとつずつ
作っていきたい
泡は
泡で
泡
意味わかんないね
怖いんだ
いつか
泡のように
消えてしまう
そんな
怖さがあるんだ
まだなのかな
まだなのかな
まだ
あなたは
来ないのかな