知らなかった
そうやって
いつもいたんだね
そこにいて
いつも見てたんだね
知らなかった
そうやって
いつもいたんだね
そこにいて
いつも見てたんだね
もうね
おいしいごはんと
君だけがいれば
それでいいんだ
嘘じゃないよ
それだけで
僕は
満たされるんだ
体も心も
お腹いっぱいだよ
いただきます
今日も一緒に
ごはんが
食べられる
この喜びを
君は
わかってるかな
すごく
うれしいんだよ
うれしくて
たまらないんだ
どこかで
僕らは
出会っていた
どこかは
もう
忘れてしまった
でも
出会ったことが
重要なんだ
出会えたこと
それだけで
良かったんだ
あなたに
出会えて良かった
そう
今なら思える
孤独であることを
知ってしまったら
もう
後戻りはできない
もう
後戻りはできないんだ
あの頃には戻れない
あの人にも会えない
望んだ未来は
ここには
ないのかもしれない
いや
どこにも
ないのかもしれない
青い吐息
空の青に
紛れてしまう
雑踏に
溶けてしまう
吐息も
悲鳴も
渇望も
この都会では
すべて同じなんだ
誰も
見分けてくれない
誰も
気づいてくれない
青い吐息は
孤独なんだ
雑踏に
紛れることなく
孤独なんだ
抱き締められる
見つめられる
その視線よりも
たしかな
ぬくもりが欲しい
暖かくなるだけの
温度が欲しい
エゴだっていいの
愛がなくたっていいの
今だけでいい
今だからいい
ただ
抱き締めて欲しいの